羽生結弦!グランプリファイナル2015で世界最高得点更新!何の点数が上がったのか?

羽生結弦さんが、グランプリファイナル2015(スペイン・バルセロナ)で、自己の持つ世界最高得点を更新しました。
記録更新まで、わずか2週間ですが、前回と今回の違いは何でしょうか?また、更に記録は更新できるのか?
調べてみました。
過去の歴代高得点者の一覧表付きです。

羽生結弦
引用元はこちらです。

*世界最高得点更新

2015年フィギュアスケート・GPファイナル(スペイン・バルセロナ)で、羽生結弦選手が、自己最高得点を更新しました。

NHK杯の322.40点から今回のGPファイナルでは330.43点とわずか2週間で8.03点も得点を上げてきました。

NHK杯:SP106.33点、フリー216.07点
GPファイナル:SP110.95点、フリー219.48点

300点超えさえ異次元といわれました。
前回の322点を超えることは当分無いだろうと言われていましたが、あっさりと自分自身で更新してしまいました。
それも、わずか2週間の出来事でした。

*歴代の最高得点獲得者達

フィギュアスケート男子シングル 歴代世界最高得点獲得者

図を見ていただければ解りますが、羽生選手が前人未踏の300点越えをする前の最高得点者はパトリック・チャン選手の295.27点でした。

その前もパトリック・チャン選手ですね。

注目はこの自己ベスト更新の期間です。

パトリック・チャン選手ですら丸2年掛かっています。

それ以前の、記録更新者を見ても記録更新まで2年から3年も掛かっていますね。

羽生選手は、自分の自己ベストをわずか2週間で更新しました。

すごすぎますね。

*記録更新の内訳

演技構成は、2週間前のNHK杯の時と同じです。
なので、得点が上がった要因は、各構成点の得点が上がったからでした。
ジャンプの得点を見てみましょう。

羽生結弦 フリーのジャンプの得点
*図はクリックすると大きくなります

この表を見ていただければ解りますが、各ジャンプの点数が上がっていることがわかります。

特に4回転サルコウと4回転トウループは満点です。

他に、3回転アクセル+2トウループも満点でした。

この満点ですが、普通は出ないそうです。

鈴木明子さんがTVの解説で、
「わたし1度も満点出したこと無いです!」
と力説していました。

その満点が3つですので、どれだけ完璧か!が解ります。

ちなみに今回、全てのシーケンスを完璧に決めていたときの得点は339.44点だそうです。

満点まで9.01点差ですが、この9点をまだ最高得点が出る要素がある!ととらえるのか?それとも、もう限界では?と捉えるのか?
羽生結弦選手はどちらでしょうか?

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*最高得点を更新するには?

演技のできばえ点だけでは、限界が見えてきています。
なので、新しい4回転を取り入れることで更なる高みが望めます。

羽生選手は今大会、SPとフリーの演技で4回転を合計5回飛んでいます。
それを6回にすれば、更なる得点UPにつながります。

実際、中国の金博洋(18)選手が世界で初めて6回の4回転ジャンプに成功しています。

金選手ですが、今回のGPファイナルにも出場していました。
6回のジャンプを成功させましたが結果は5位でした。

SP:86.95点、フリー:176.5点 合計263.45点

ジャンプ以外での構成点が羽生選手よりもまだまだ荒いので、合計得点が伸び悩んでいます。

では、羽生選手が4回転を6回成功させるとどうなるのか?
高得点が期待出来ますが、そううまくは行きません。

なぜか?

新しい4回転を習得するのが大変難しいからです。

*4回転サルコウを習得するのに3年掛かりました。

羽生選手ですら4回転サルコウを習得するのに丸3年掛かりました。
実践で何回も挑戦しますが、失敗の連続でした。

2012年からの3シーズンで4回転サルコーを19回飛びます。
ですが、成功したのはわずかに5回でした。

成功率26.3%です。
3割を切っています。

あまりの成功率の低さから、4回転サルコウを封印しては?と関係者から何度も言われます。
ですが、本人がこれを拒否し挑戦し続けました。

そして今年、その努力が報われました。

この3年間があってこその世界最高記録更新だったのでした。

羽生選手が途中で妥協していたら、この快挙は無かったと思います。
この話を聞いてイチロー選手を思い出しました。

イチロー選手がグランド上のサムライなら、
羽生選手は、氷上のサムライですね。

演技中の顔とインタビュー中の顔を見ると、演技中の表情がまさにサムライのようにキリッ!としています。

眼光が鋭い、いい表情です。

*最後に、平昌五輪に向けて

今後のことですが、
「五輪でこの結果を出さなければ意味が無い!」
と言っていますした。

五輪でも、同じ事が出来るのか?

今回のプレッシャーも相当な物だったと思います。
今回は自分自身との戦いでした。

ですが、五輪は「自分+国を背負う誇り」との戦いです。
プレッシャーの度合いがさらに上がります。

前回のソチ五輪でのフリーの演技、納得していないと思います。
(たしか、2回転倒しています)

次回は見事にその悔いを晴らすことが出来るのか?

平昌五輪でも330点をたたき出して欲しいです。

追記:
期待するのはファンの希望です。
羽生選手にとっては、迷惑かも知れません。

ですが、それでも五輪で330点台を出している羽生選手に期待します。
なぜだかその難しいことをやってくれそうな気がするからです。
やはり、すごい選手ですね。

怪我だけしないように願います。m(__)m

追記2:
今回のGPファイナル、地元のフェルナンデス選手の演技の後に羽生選手の滑走順が廻ってきました。


フェルナンデス選手が得点の発表を待っています。
高得点が期待出来ました。


会場は「ハービ、ハービ、ハービ」と、フェルナンデス選手のニックネームのコールが沸き上がります。


そんな中、リンクに入った羽生結弦選手!


「俺だぞ!今から俺が滑るんだぞ!!」


と心のなかで叫んだそうです。
それを声に出せないので、3回転をウオーミングアップ代わりに飛びました。

まけずぎらいな一面が見えた話でした。(*^^)