野村敏京選手(女子プロゴルファー)米国女子ツアー初優勝!で世界ランキングが日本人のなかで7位から3位に上がりました。
これで、リオ五輪の代表権獲得に近づきました。
余り聞かない名前でしたので気になり調べてみました。
出典 http://www.alba.co.jp/tour/players/00993
*米国女子ツアー初優勝!
2016年2月21日ISPSハンダ オーストラリア女子オープンで初優勝しました。米国女子ツアー参戦6年目でようやく優勝を勝ち取りました。
最終日、優勝を争ったのが世界ランク1位のリディア・コー(ニュージーランド)。世界女王と争ったのですが、「プレッシャー?なかったです」と試合をふり返っていました。なかなかたのもしい言葉です。
2014年の日本シード権を放棄(返上)してまでして米国ツアーに参戦したかいがありました。
2013年当時、このシード放棄は話題になりました。
*リオ五輪出場の条件
今回の優勝で、世界ランク67位から50位に上昇しました。日本人だけのランクでは7位から3位まであがりました。
リオ五輪出場の条件は、7月11日の段階で日本人ランク上位2位までに入ること!
現在3位ですので、当確はまだ厳しいところですが、出場の可能性は大きいですね。もう1試合、優勝でもすると出場となるのでは?とおもいました。
ちなみに、現在の上位選手は次のとおりです。(2016年2月現在)
大山志保、宮里美香、野村敏京、上田桃子、渡邉彩香、横峯さくら、成田美寿々
こうしてみるとそうそうたるメンバーがそろっています。代表権争い熾烈ですね。
*野村敏京プロフィール
野村敏京(のむら はるきょう)
生年月日:1992年11月25日
出身地:神奈川県横浜市
身長:166cm
血液型:A型
利き手:右打ち
高校:明知高等学校卒業
プロデビュー:2011年
好きな選手:タイガー・ウッズ
お手本にしている選手:ローリー・マキロイ、馬場ゆかり
趣味:料理、映画鑑賞
日本人の父と韓国人の母の間に生まれる。
生まれは横浜市。5歳で韓国に渡ります。
高校は韓国の高校を卒業しました。
2010年12月に日本国籍を選択します。
2011年5月に「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」に出場。3日間首位を守り完全優勝しました。当時、18歳178日での優勝は宮里藍が03年に記録した記録(18歳101日)に次ぐ2番目の早さでした。
*翌年のシード権を放棄しました。
2013年に翌年の日本シード権を放棄しました。
理由は”アメリカツアーに参戦するため”
シード権を獲得すると、シード試合への出場義務が発生します。
(年間16試合への出場義務がでます)
アメリカに挑戦するなら、このシード権が重荷になります。すぱっとアメリカ1本に絞るところは、格好いい!!と思いました。
*野村敏京選手の名前の読み方と由来
名前の由来ですが、お母さん妊娠中”男の子”がうまれてくると思い、「元気になるように」と家族会議で決定しました。
その名前の呼び方は「敏京=はるきょう」なので、日本人的には語感が少し意外に感じます。(女性の名前としてという意味です。他意は、ございません)
ですが、お母さんの母国の韓国では、「敏京<Min-gyeong>」は女性の名前に多かったため、そのまま命名しました。
なるほどです。ものすごく納得しました。
*最後に 結果を出しました。
2011年と12年にアメリカツアーに挑戦しています。ですが、結果は惨敗でした。13年は日本を主戦場にして再起を図りました。この時、賞金ランキング20位に入り日本のシード権を得ますが、アメリカへの挑戦が忘れられず、再度2014年に米国挑戦を開始しました。
そして今年2016年、アメリカツアーの一つで念願の優勝をします。ものすごく、挑戦者だと思いました。
育ちは韓国、主戦場は米国、そして国籍は日本。
なんだか、ワールドワイドな生き方ですね。感心します。
リオ五輪へ、出場出来るかどうかは微妙ですが、出場したなら応援したいと思いました。