荒木香織さんはラグビー日本男子代表チームのメンタルコーチです。
五郎丸選手のポーズ(ルーティーン)を確立した方として有名です。
この五郎丸ポーズには意味が全く無いそうです。
五郎丸ポーズの意味と、荒木香織さんはどの様な人か?
気になりましたので調べてみました。
引用元はこちらです。
目次
*五郎丸ポーズ(ルーティーン)には意味が全く無い!!
荒木香織さんご自身が自身のブログで
「五郎丸ポーズ(ルーティーン)には意味が全く無い!!」
と言い切っています。(^^ゞ
ブログの記事を見ると、あのポーズをしても精神統一は出来ないし、キックは成功しないと明言しています。
これだけでも、ええー!と思います。
私も少々ビックリしました。
精神統一でしているとばかり思っていましたので。
*五郎丸ポーズの意味とは?
荒木香織さんは、あの五郎丸ポーズを
「プレ・パフォーマンス・ルーティーン」
と位置づけています。
言葉のとおり、キックの前(プレ)に行う、ルーティーンの事です。
五郎丸選手の場合は、コンバージョンキックやペナルティーキックの前に行います。
これに対して、「ポスト・パフォーマンス・ルーティーン」はパーフォーマンスの後に行います。
この後にするルーティーンは、キックを失敗したときなどにもう一度素振りをして、成功のイメージを残して終わるルーティーンのことです。
これは、失敗を反省して成功のイメージを高めるためのものですね。
プレ・パフォーマンス・ルーティーンを行なうには条件があります。
1.時間が自分でコントロールできること(制限時間が無いこと)
2.止まっているボールが対象なこと
プレ・パフォーマンス・ルーティーンの効果4つあると荒木さんはいいます。
ここは、正確をきす為に荒木香織さんの公式ブログより説明を引用します。
プレ・パフォーマンス・ルーティーンの効果
1.何度も動作を練習することにより、それに続くプレー(五郎丸選手の場合はキック)をスムーズに行うことができる。
2.動作に集中することにより外的(歓声・相手の動き)及び内的(不安・心配)な障害を取り除くことができる。
3.動作をおこなうことによりストレスの軽減につながる。
4.動作を通じて、それに続くプレーのリハーサルをするため、プレーの修正をすることができる。(キックをミスしたら、次のキックの成功のため動作の途中で調整をする)。
引用元はこちらです。
よく五郎丸ポーズは、
「精神統一を集中したらプレッシャーが無くなるので、成功率が高まる」
という説明がされています。
これ違うそうですね。
プレッシャーを取り除く事は、別のトレーニングが必要!だそうです。
上の4つの効果を読んでみると、試合中の大声援の中でも、いつもの動作が出来る用にする為の事前作業をプレ・パフォーマンス・ルーティーンと呼んでいるようです。
「日頃感覚を試合中に作る為の動作!!」と私は解釈しました。
この解釈も違う!と荒木さんにお叱りを受けるかも知れません。
この点ご了承ください。m(__)m
ちなみにですが、「落ち着くと集中力が高まる」も間違いです。
と荒木さんは言っています。
なぜか?
落ち着くとプレイ出来ないスポーツもあるからです。
ラグビーはその最たるスポーツで、ある程度の緊張感を持っていないと危ないといいます。
一瞬でも気を抜くと、怪我するそうです。
この辺のさじ加減難しいですね。
*キックの成功は二の次でした!
プレ・パフォーマンス・ルーティーンは、行動の一部始終を言葉に置き換えます。
そしてそのルーティーンがどこまで完璧に出来たかを評価します。
五郎丸選手の場合、6つの動作を一つのルーティーンとします。
それを10点満点で自己採点します。
その採点を元に、荒木さんが数値をチェックしました。
その結果、キックが上手く行かなくても、それは良し!と判断するそうですよ!
五郎丸選手は、
「ルーティーンの効果で、身体が自然に動くようになり、ストレスや不安がへった」
といいます。
その結果キックを試合中に修正できるようになったそうです。
このプレ・パフォーマンス・ルーティーンは、自分のものにするのに、毎日練習しても数ヶ月かかると五郎丸選手はいいます。
引用元はこちらです。
実際、今回のルーティーンですが、2015年7月中頃にようやく完成しました。
これは、荒木さんがある番組で話していましたので間違いでないと思います。
9月にワールドカップが開催されましたので、まさに、本番ぎりぎりで完成したことになります。
通常の練習をしながらですので、結構大変なことが解ります。
それでも、取り組んだかいがありました。
*荒木香織さんのプロフィール
氏名:荒木香織(あらき かおり)
出身地:京都市
生年月日:1973年2月23日
大学:日本大学 文理学部 体育学科卒業
趣味:サーフィン
現在は兵庫県立大学環境人間学部・環境人間研究科の准教授
学位: Ph.D. (Exercise and Sport Science)
主な担当科目:健康心理学、ストレスマネジメント、スポーツ科学演習
[ 経歴 ]
中学高校と陸上部に所属、100mと200mを専門としていました。
日本大学保健体育審議会陸上競技部に所属。
卒業後も全日本実業団で陸上競技に出場。
その後、渡米します。
この渡米の8年間で、アメリカの大学を卒業。
語学学校・修士課程・博士課程を修了します。
同時期、女子ラグビーチームに所属し州大会にも出場。
だが前十字靱帯断裂のためラグビーを断念しました。
早稲田大学での助手を経て、シンガポールの大学で2年間教鞭を取ります。
この時、バリ島まで2時間の場所に住んでいたため、サーフィンに熱中したそうです。
[ 学歴 ]
博士(Ph.D.):
米国ノースカロライナ大学大学院グリーンズボロ校
運動スポーツ科学(スポーツ運動心理学専攻)
修士(M.A.):
米国北アイオワ大学大学院教育学研究科
健康・体育・レジャーサービス(スポーツ心理学専攻)
[ 資格 ]
スポーツメンタルトレーニング指導士 1099号
中学校教諭一種・高等学校教諭一種免許状取得(保健体育)
[ 職歴 ]
2008年10月 兵庫県立大学環境人間学部・環境人間研究科 准教授
2006年01月 シンガポール南洋工科大学国立教育学院(Assistant professor)
2005年04月 早稲田大学人間科学部助手
[ 役職 ]
日本スポーツ心理学会 理事
男子ラグビー日本代表メンタルコーチ(2012-2015年)
日本ラグビーフットボール協会 普及、競技力向上委員
アメリカで博士号を取得しています。
専門用語ばかりだと思います。
博士号の内容よりも、英語力どれくらい必要か?
のほうが大変気になりました。(^^ゞ
また、留学時代にラグビーをされています。
なんで、男子日本ラグビー代表のメンタルトレーナーをしているのか?
その疑問がこれで解けました。(*^^)
*一児の母であります。
結婚されていますね。
中学校の先生をしている男性と結婚。
また一児の母でもあります。(長男)
ですが詳しいことは非公開だそうです。m(__)m
ワールドカップの会場にお子様を連れて観戦されていました。
TVにちらっと映っていましたが、なんだか印象に残っています。
何でも、メンタルコーチとしてラグビー・イングランド大会に随行していた、香織さんを応援する為に夫と子供がイングランドまで駆けつけたそうです。
夫婦仲がうまくいっている感じがしますね。
*最後に
香織さん今大会で、メンタルトレーナーを退任されました。
残念な気がしますが、お子さんを残して試合先まで付いていくのも大変です。
また、先生ですので学校の方も気になりますね。
選手の信頼も厚かったときいています。
抜けた後のラグビー代表が気になりますが、
香織さんの実力が改めてすごい!と思いました。m(__)m