プリンセスプリンセスが仙台PITでラストライブを行いました。
平均年齢50歳のメンバーがなぜ、ライブを行ったのか?情熱大陸でその様子を追っかけていました。
50歳とは思えない、ライブと思いを届けていました。
引用元はこちらです。
左から:渡辺敦子、富田京子、岸谷香、中山加奈子、今野登茂子
(写真は2012年の再結成時のものです)
目次
*プリンセスプリンセス!仙台PITでラストライブ!
プリンセスプリンセスが2016年3月11日に仙台PITのこけら落としでラストライブとなる公演を開催しました。
1200枚のチケットは完売!
チケットを入手出来なかったファンが、ライブ当日「チケットを譲って下さい」のプラカードをもって仙台PIT前に立つ様子も情熱大陸で放送されていました。
会場内は、オールスタンディングです。プリンセスプリンセスが舞台に登場すると同時に会場はヒートアップ、一気に熱くなりました。
立ち見の観客を考慮して、曲数は少なめの17曲を厳選!
でもこの曲数に結成時からのマネージャーの市村恵美子さんが異議を唱えます。もう一曲増やすべき!ファン代表としてのこの声に答えて「SHE」を追加。そして、ライブで初披露の「青春デイドリーム」も歌うことに!
「青春デイドリーム」は20年前、解散直前に生まれた曲で、デビューしたての頃を題材にした曲です。ファンのリクエストの中でも、上位にありました。
これを、ラストコンサートに最初で最後に演奏するとは!にくい演出です。
ここの舞台に立つ彼女たちの姿を情熱大陸で追っていました。
*東北震災義援金募集ライブで5億円を集めました。
2012年に1年間限定で、プリンセスプリンセスは再結成しました。
この時、再活動は16年ぶり。メンバーの平均年齢は46歳でした。
ライブの目的は、東北の震災義援金を集める為!
全国をツアーで周り、13万人を集客。
集まった義援金はなんと5億997万6233円!!
このうち医療と福祉関係に2億円を寄附することは決っていました。
残り、約3億1千万円をどのように使うのか?
2012年の再結成終了後からメンバーは協議を重ねました。
その話し合いで出た結論は、「仙台にライブハウスを作ること!」
でも、この有意義で魅力的な提案に、ひつとのブレーキがかかります。それは「ライブハウスのオープニングアクト」を誰がつとめるのか?
プリンセスプリンセスが集めた義援金で出来るライブハウスです。だれがオープニングコンサートを務めるにふさわしいのか?いわずもがなですよね?
でも、当の本人達はこの選択に困惑しました。なぜか?2016年のオープン時、メンバーの平均年齢が50歳を迎えているからでした。
50歳で、本当に舞台に立てるのか?特に5人の内、2人(富田と今野)は、ほぼ専業主婦をしています。そりゃー2013年の段階では自信をもてなかったようです。
情熱大陸の番組でも、この年齢のことが話題になっていましたね。
岸谷:そうゆうふうにスケジュールが割けるのか?
岸谷:子供達が何歳になっているのかとかさ?
富田:50歳だよね?
岸谷:変わんないよ!50歳も49歳も51歳も!
富田:大きって、更年期がくるもんね
結果はご存知の通り、見事にオープニングアクトを務めました。
公式:プリンセス プリンセス 『Diamonds(from DVD「The Last Live」)』
このビデオは1996年のラストライブの模様です。今と比べると、さすがに勢いがあります。
*仙台PIT<資料>
住所:宮城県仙台市太白区あすと長町2丁目2番地50号
JR東北本線長町駅より徒歩5分
仙台市営地下鉄長町駅より徒歩6分
お問い合わせはメールにて:http://sendai-pit.team-smile.org/contact/
公式ページ:http://sendai-pit.team-smile.org/
オールスタンディングの平屋のホールです。
1200人収容。
ホール内は、鉄パイプで立つ位置が区切られています。
少し段差があり、平屋のライブにしては後ろの客席からでもステージが見やすいそうです。
*プリンセスプリンセスのメンバーは今何をしているのか?
プリンセスプリンセスは、1983年~1996年に活動。
2011年~2012年に再結成、1年間限定で再活動をはたす。
この時全国をツアーで周り、13万人を集客。
義援金5億997万6233円を集める。
2016年3月11日仙台PITでラストライブを敢行!
◇プリンセスプリンセス メンバー
・岸谷香(ボーカル・ギター):1967年2月17日生まれ
・中山加奈子(ギター):1964年11月2日生まれ
・渡辺敦子(ベース):1964年10月26日生まれ
・今野登茂子(キーボード):1965年7月15日生まれ
・富田京子(ドラム):1965年6月2日生まれ
渡辺敦子(ベース):
プリンセスプリンセスのリーダー。音楽専門学校、東京スクールオブミュージック専門学校の副校長を務める。
現在独身、ばつ一だそうです。
東日本大震災の復興支援のため、プリンセスプリンセスの1年限りの再結成をメンバーの持ちかけた。
「大人になってもやれば出来るじゃん!ということを学んだ。無理じゃ無いんだ!何とかなるんだ!ということに逆に私は気づかされました」
岸谷香(ボーカル・ギター):
夫の岸谷五朗と結婚後は、しばらく専業主婦をしていた。1997年に音楽活動再始動を果たす。2012年の再結成を契機に、音楽活動を本格的に再開している。現在(2016年)ソロアルバムを制作中!
中学2年の長男と小学6年の長女がいる。
最近レコーディングが深夜に及ぶことも。そのような時は、子供達の為に、食事を作ってレコーディングスタジオヘ!
子供達曰わく「お母さん、楽しそうだね!!」だそうです。
今野登茂子(キーボード):
主婦。小学生の娘がいます。夫は映画監督兼俳優の利重剛。
休日に地元の市民合唱サークルに所属。いち市民として合唱を楽しんでいました。その練習の様子を放送していましたが、完全に合唱団に溶け込んでいました。
「まさか、またバンドでステージに立つとは思っていなかった。子供も育っていく。新しい学期も始るし。そんなことをやっていると月日もたちますよね」
「自分のなかで、プリンセスプリンセスの部分を消せないまま普通のお母さんをやっていた」
中山加奈子(ギター):
自信のバンドを結成しており(VooDoo Hawaiians)、地方の小さなライブハウスを回っています。
プリンセスプリンセスのメンバーの中で有為一、ステージを辞めなかった。ステージを降りる選択は無かったそうです。
一生結婚しないだろう!と言っていたのだが2004年に一般男性(バンド仲間とか)と結婚。
野菜ソムリエの資格も持っています。
「毎日、ちょっとずつでもやっていると、結果が出ると今でも信じている。今、人生のなかで一番夢中」
富田京子(ドラム):
主婦。一般男性と結婚。2児の母(共に男子)。神奈川在住。
主婦の傍ら、コミニティーFM「レディオ湘南」(神奈川 藤沢)で、パーソナリティーを務める。20年も出演しているそうです。20年もするくらいですから、リスナーからは放送内容が好評です。地元の情報をメインに伝えています。
このラジオ番組はストリーミング配信サイマルラジオにより日本全国どこでもリアルタイムで聴くことができます。
東京スクールオブミュージック専門学校の顧問も務めているそうですが、具体的な活動は不明です。
「メンバーとの距離が変った。解散後、友達になろうね!と言って別れたけど結局友達にはなれなった。昔は、メンバーをうらやましく思ったことも在ったが、今は、好きで好きで仕方がない。と思えるようになりました」
再結成にあたりドラムを叩けるように猛練習していました。4年前の再結成の時は、ドラムの練習が間に合わず、フレーズを簡単にして叩いていたそうです。今回は、フルバージョンで叩きたい!とのことで猛練習となりました。
50歳のおばさんがドラムを18曲、演奏します。これ、想像しただけで大変なのですが、同時に大変カッコイイと思いました。
名曲「M」は、富田さんの体験から生まれた曲です。
*最後に ライブを終えて
2時間のライブをやり終えた様子を最後に流していました。
「変身します。元の姿に」と言いながら岸谷香さんが髪の毛をゴムバンドで後ろに括る姿が印象的でした。
メンバー全員、疲労の顔を隠せないのですが、やりきった感があります。
何はともあれ、お疲れ様でした。
追記:ライブ直前にステージ衣装に着替えます。この衣装、赤を基調にしていますが、そんなに派手では無かったです。
ところで岸谷香の息子さん、お母さんがミニアスカート履いて、肩を露出するステージ衣装が嫌だそうです。中学2年生なら恥ずかしいかも知れませんね。