スペシャリストの連続ドラマが始りました。
視聴しましたので感想を書きます。
ネタバレしますので、ご注意ください。m(__)m
また、原作が気になり調べてみました。
目次
*宅間善人(草彅剛)の新舞台は警視庁!
宅間善人(草彅剛)は、スペシャリスト4で京都府警県警本部長の高倉紀一郎の殉職を防げませんでした。
警視庁に行かないと、自分(=宅間善人)を取り囲む、陰謀の全容が判明しない!
そう考えて警察庁幹部・滝道博喜(吹越満)の誘いを受け東京の警視庁に転属しました。
新しい所属は警視庁内に新設された名前すら無いある部署です。
<新部署の仮称>
総合事犯対応係(仮)
「ボーダーレス化する凶悪犯罪に対応するため、縦割りの組織を越えて円滑に捜査、情報収集、分析をするチーム」
ここに、刑事部総務課から我妻真里亜(夏菜)という女性刑事が転属してきます。
宅間善人ですが、我妻真里亜からは「胡散臭い人」と、疎んじられます。
その様子を観ていた滝道博喜は、挨拶代わりに在る事件を解決するように命じます。
その事件は、名門家で起きた小説家刺殺事件の解決でした。
しぶしぶ捜査を承諾した我妻真里亜をつれて、宅間善人は小説家の屋敷へ向かいました。
物語の出だしは、このような感じです。
*現場は密室でした!
現場は小説家=新宮司直兎(金藤洋司)が、書斎で首をつっていました。
首つり自殺に思われますが、その背中にはナイフが突き刺されています!!
書斎は密室、新宮司直兎の手にはダイイングメッセージと思われる、小さな鶏の置物(干支の鶏の置物)、部屋には島のジオラマ、壁には主の趣味と思われるナイフコレクションと、拳銃コレクションがずらりと並んでいます。
島のジオラマには、小さな干支の置物がずらりと並んでいました。
そしてジオラマの台の下、床上には首が切り離なされたうさぎの置物。
背中に刺さっていたナイフは、壁のコレクションの一つでした。
ナイフは司法解剖の結果、死後に刺されたものと判明しています。
あまりにも出来すぎた部屋ですね。
宅間善人はこの部屋で隠し金庫を見つけます。
その中には、妻の新宮司朱子(石田ひかり)の名前ではなく、執事の君原兼文(井上順)が受取人になっていた生命保健証書が入っていました。
この事実を君原に問いただすと、
君原兼文はあっさり、自分がナイフを死後に刺した事を認めます。
他殺のように見せる偽装工作だといいます。
また保険金は、新宮司直兎からの退職金だといいます。
私(=君原)の娘が病気でその治療費が膨大な金額になるのを知っていた主人が、私に残してくれた物といいます。
ナイフを刺したのは、
「長年仕えた主が、自殺だというのが耐えられなかった。なので、殺人に偽装した!」
と告白しました。
これで解決と思われたこの事件ですが、もっと裏がありました。
続けて、新宮司直兎の知人が死んでいきます。
ライターの横内幹也(遠山俊也)の自殺!
弁護士の近藤竜行(松田賢二)の死亡!
真犯人の意図がわかった宅間は、新宮司邸へ急ぎます。
ですが、そこで事件が起こりました!
その結果、真犯人によりはめられた宅間善人は、殺人罪で20年の禁固を命じられ再び刑務所へ収監されました!!
宅間善人は事件の全容を解った上での投獄でした。
宅間なぜ、真犯人がわかった上で有罪判決を受けたのか?
また、真犯人の真の目的は?
新しいドラマの幕が上がりました!!
*以下、ネタバレの感想です。
真犯人を記載します。
ここからは、閲覧ご注意ください。m(__)m
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真犯人は、執事の君原兼文(井上順)でした!!
目的は、娘の病気の治療と新宮司の財産を横取りすること!!
執事の君原役の井上順さんですが最初から大変、胡散臭かったです。(^^ゞ
いや、演技は大変真面目で好感が持てました。
井上順さんの役者としてのよい一面が見られましたよ!
でも、何か企んでいる雰囲気がプンプンします!!
なぜそう感じたのか?
TVドラマの役柄というよりか、舞台を見ているような芝居でした。
全編しずかな演技なのですが、少々大げさな感じですね。(^^ゞ
事件に一口、咬んでいることはすぐに解りましたが、
真犯人(黒幕)とまでは思いませんでした。
*なぜ再度服役したのか?
宅間は、弁護士「近藤竜行」の殺人の汚名を着て服役します。
殺した真犯人を知ったまま。
裁判では、のらりくらりと答弁をしました。
事件の発見当時、宅間の手には拳銃が握られており、硝煙反応も出ています。
気絶していたので解らない。と宅間は自供します。
自供は取れませんが、物証があったので有罪になります。
なぜそのような事をしたのか?
君原の子供の手術までの時間稼ぎをする為!!でした。
近藤を殺した真犯人が捕まると、君原の子供の手術が出来なくなると思ったからです。
なぜ、手術が出来なくなるのか?
手術に必要なドナーの提供者が、その犯人だったからです。
そのため、手術をして退院するまでの10ヶ月半を、牢獄で過ごしました。
君原の子供(娘)が、退院すると同時に、真犯人は自首します。
それでようやく、宅間は釈放されました。
*以下、ドラマを見た感想です。
いや~~、ドラマ第一話から、再度投獄されるとは思っても見ませんでした。
それも、犯人を知ったまま!!
これは、完全に予想の範疇を越えていました。
ドラマ中、超スピード裁判で懲役20年の判決が出ています。
これは、実際では起こりえないだろうと思いました。
そして10ヶ月半服役します。
なのでこの辺の描写が多少、疑問が残るのですがドラマの成り立ちで、OK!と思いました。
宅間はもともと冤罪で10年間服役しています。
冤罪でもう一度投獄されても不思議では無いと思いました。
これ、「相棒」で同じようなことをしたら叩かれまくると思います。
個人的には、杉下さんが投獄されている光景はそれはそれで面白いとおもいますがね。(*^^)
*隠し球がまだまだ在りそうです。
一番、違和感を感じたのが宅間の新しい相棒=我妻真里亜の存在です。
刑事部総務課からの転属です。
でもなぜ総務部?と思いませんか?
そして実は、真里亜の伯父が現警察庁長官という設定です。
また、劇中で滝道とひそひそ話をします。
なにか、特命を帯びている雰囲気がプンプンしますね!!
12話が終わる頃には、理由が明らかになると思いますが、楽しみな展開です。
なんだか、アンフェアを思いだしました。
あのドラマほど、どろどろではないと思いますが….
アンフェアは、最後まで気が抜けないドラマでした。
スペシャリストはどうでしょうか?
裏切りや殺人が警視庁内で在るのでしょうか?
今から、最終回が楽しみです。\(^O^)/
*草なぎさんの演技について。
宅間善人役がますます板に付いている感じですね。
主人公だけに、セリフが大変多いです。
それを、難なくこなしています。
この辺、さすがです。(*^^)
草なぎさん、自分のセリフは完璧に覚えているそうですが、他の出演者のセリフは全く覚えていないといいます。
それどころか、台本も他の所は読んでいないとも。
話の前後が飲み込めていないので、なぜ今走っているのか?も解らないまま撮影しているとか!!(^^ゞ
ある意味、自由奔放な所が良い具合にこのドラマのアクセントになっていますね。
この少々、ゆるい感じが素敵です。
相棒みたいに、ずっと肩に力が入らないところが良いですね。
*原作はありません!
「スペシャリスト」には、原作が無いそうです。
脚本家さんのオリジナルストーリーのようです。
その脚本は「戸田山雅司」さんでした。
戸田山さんの脚本は、いっぱいありました。
・科捜研の女シリーズ
・相棒
・スペシャリスト
・世にも奇妙な物語
・土曜ワイド劇場「セイアン~生活安全特捜隊~」(2014年)
などの脚本を書いていました。
ベテランさんですね。
スペシャリスト第2話も戸田山雅司さん脚本です。
安心して観られそうです。
*最後に
個人的に考える良いドラマの条件ですが、
「来週も見たいとおもわすこと」です。
そうゆう意味では、スペシャリストは合格だと思います。
来週の第2話も見ると思います。
12話全部見終わった時、謎は解けているのか?
先が楽しみです。(*^^)
*追記:ドラマ「ヒガンバナ」も見ました。
悪くないのですが、2話目は見ないと思いますね。(^^ゞ
あ、暇があれば見るかもです。m(__)m
「ヒガンバナ」の俳優陣は悪くないとおもいますよ!
堀北さんの演技も良いのでは?
陰気な役柄なので、ピッタリと思いました!
これは少々、失礼ですね!!
これ、背伸びしなくても演じることが出来るという意味です。m(__)m