ペヨングソースやきそば!マツコデラックさんのCMが話題になっています。ペヤングソースやきそばの公認ニセモノなのですが、実際に食べ比べてみました。味がどう違うのか?決定的で重要なその差とは?食べ比べて気づいたことあります。以下、そのレポートです。
目次
*ペヤングとペヨング!価格差は41円!
ペヨングソースやきそばは、ペヤングソースやきそばの廉価板です。
100均ショップやスーパーで特売できるように、ペヤングを製造している「まるか食品」がわざわざニセモノぽっく造りました。
最近スーパーの特売場で話題のペヨングソースやきそばを見つけました。値段は108円(税込)です。おもわず手に取り、籠にいれます。別の棚でペヤングソースやきそばが販売されています。その売り場まで行きペヤングも手に取ります。価格は149円(税込)でした。価格差は41円もあります!!
価格差が少々気になりましたが、二つとも購入。前々から気になっていた、食べ比べを敢行しました。
・左:ペヨングやきそば、右:ペヤングやきそば
*ペヨングとペヤングは具材とソースとカロリーが違いました!
まずペヨングとペヤングの中身を確認します。
・左:ペヨング、右:ペヤング
中のパッケージです。発砲スチロールの容器に、上蓋が貼り付けられています。上蓋が食べる直前まで密着されています。ゴミや異物が混入する恐れがないようにする為の対策です。
◇かやくの違い
一番目につくのが、具材の違いです。ペヨングの具材はキャベツのみで大変シンプルです。それにくらべペヤングの方は、具材の中が見えませんが、キャベツと”味付け鶏ひき肉”が入っています。この味付け鶏ひき肉ですが、実食のときに味の差を大きく左右している事に気がつきました。
・ペヨングのかやくとソース
・ペヤングのかやくとソース
・ペヤングかやく中身 茶色く見えるのが味付け鶏ひき肉です。
・ペヨングかやく中身 みごとにキャベツだけですね!
◇ソースの違い
ソースですが、パッケージの違いで中身も違うことを暗示しています。まさに、そのとおりで、封を切ったときの風味が全く違いました。
そのソースですが、カロリーも違うそうですよ!
外装には、
ペヨング:456kcal
ペヤング:544kcal
と印刷されています。
その差、88kcalです。
ソースだけでこれだけの差が出ているわけではないのですが、
カロリーを少しでも気になる方には、ペヨングは朗報ですね。
◇麺の違い
写真で見比べる限り、あまり変わりが無いようにおもえます。
麺を持った感触で、ペヨングの方がほんの少し、薄く感じるぐらいです。当方、計りがないので正確な重さが測定できません。
カロリー表でも炭水化物の覧が微妙に違うことがわかります。その差4.4g!これが麺の重さの差かな?とおもいました。
・左:ペヨング、右:ペヤング
◇その他
スパイスとふりかけは同じもが同梱されていました。
・ふりかけの袋の中で見えるピンク色の小さな粒が”紅ショウガ”です。
この紅ショウガほんとに小さいのですが、後々で大きな意味があることがわかりました。
*ペヨングとペヤングのやきそば造りに入りました。
ひととおり、中の観察が済んだ後、やきそば造りにかかります。今回は、2つ同時に作る必要があるので、手早く湯をかけ、湯切りの時間を合わせました。同じ堅さの麺に仕上がるように注意します。
湯切りが終わったところで、ソースの封を切ります。まずはペヨングの方からかけました。ソースの封を切ったとたん、ツーンとした香りが立ちました。決して嫌な臭いでは無いのですが、お酢の酸っぱさを思い出させます。手早くかき混ぜます。
次に、ペヤングのソースの封を切ります。切ったとたんかぐわしい香りが鼻に飛び込んできました。甘辛く、そして食欲をそそる香りです。
この香りを嗅ぎ比べただけで、どちらが美味いか?がなんとなく予想がつきました。
麺にソースがまんべんなく絡むように、よく混ぜます。2つとも、満足がいく程度にソースが絡みました。仕上げにふりかけとスパイスをかけます。完成した2つの焼きそばを見ると、どちらがどうか?まったく見当がつかず、同じに見えました。(笑!)
・左:ペヨング、右:ペヤング 見た目どちらがどうか?全くわかりません!
でも、香りを嗅ぐと見分けがつきます。料理における香りの力は偉大だとあらためて思いました。えっ?カップやきそばでそれに気がつくなよ!ですか?すみません。まさにその通ですが、2つ比べないと、気にもとめなかったと思いました。
*ペヨングとペヤング食べ比べ!実食での感想!
ペヨングからいただきました。酸味がきいたソースの香りがすごくします。味も、少々酸っぱい感じです。甘さが足りない!とも感じましたが、さっぱりした味でした。
ペヤングにくらべ、ペヨングはさっぱりした味です!と開発者が言っていた言葉を思い出しました。確かにさっぱりとしています。でも、何かが足りなく感じました。
その足りない物は、ペヤングを食べてすぐに気がつきました。
次は、ペヤングの実食です。
口に入れたとたん、芳醇な香りが口いっぱいに広がりました。食欲をそそる香りです。そしてひと噛み、ふた噛みすると、甘辛さと旨みが舌に広がりました。それはやくみの”味付き鶏ひき肉”の旨みでした。
これも普段ペヤングを食べる時には、ガツガツいただくので余り感じませんでした。ですが、ペヨングのあっさりした味と比べると、ペヤングの味の豊かさが、ひときわ際立ちました。
香り、味(旨みやコク)どちらをとっても、ペヤングの圧勝!でした。(個人比です)
*思わぬ伏兵、紅ショウガ!!
もう一つ、実食して気になった事がありました。それはふりかけに入っている乾燥した紅ショウガでした。
この紅ショウガ、ペヤングの甘辛いソースがくどくなりすぎないように、良い味のアクセントになっています。時たま舌を襲うピリッ!とした紅ショウガの刺激的な味と、甘辛いソースの絶妙なバランスに感心しました。ふりかけにわずかに入った紅ショウガですが、ペヤングが採用し続ける理由がわかったような気がします。
そして、この紅ショウガですが、ペヨングの味を邪魔していました!
◇ペヨングでは酸っぱすぎる、紅ショウガ!
ペヨングのソースは、もともと酸味が強いです。なので、さっぱりした感じがします。そのソースに、この紅ショウガはきつすぎました。酸味の強いソースの味を更に、加速させます。しょっぱい訳では無いのですが、酸味がさらに増す感じがしました。今回の試食でこれだけは残念でした。(これは個人の感想です)
この辺りの感想は、個人差がありますので、酸っぱい感じが好きな方は余り気にする必要が無いのかも知れません。
*最後に ペヨングはいつ食べたらベストか!!
ペヤングの発売は、1975年3月です。41年もの歴史がありました。発売当初から、まろやかなソースを売りにしています。今回、改めてそのソースのうまさを感じました。そして、そのソースを支えているやくみや、ふりかけの存在理由もよく分かりました。
ペヨングとペヤング、どちらが美味しいか?といわれると個人的には間違い無く、ペヤングやきそばです。
では、ペヨングやきそばですが、いつ食べたらベストなのか?2パターンが思い浮かびました。
その1.おやつ代わりに
その2.夏の暑い日に
おやつ代わりは、なんせ安いです。108円でおおむね購入出来るようですので、気軽に食べることが出来ます。
ペヤングのように150円出すのなら、個人的には”屋台の一平ちゃん”と”UFO”が好きなので、買う時にまようかも知れません。
ペヨングは味の深みが少々足りなくても108円なら全て許せる感じがしますね!
あと、夏の暑い日には、ペヨングやきそばのほうが美味い!と思います。甘ったるい味よりも、酸味がきいたさっぱりした味の方が暑い日には向いていると思います。
真夏の暑い日、キンキンに冷えたビールかコーラを片手にして食べるペヨングは、美味いのではないか?と想像しました。
この仮説が正しいかどうか?真夏にペヨングを食べて実験したく思います。
追伸:
ここまでレポートを書いてふと思いました。製造元のまるか食品ですが、夏用に向けてあえて少し酸っぱいバージョンを出して来たのでは?と思ってしまいました。
真夏は、ペヤングよりペヨングの方が売れるかも知れませんね!