さんまやトンカツなどの冷凍食品の賞味期限切れ商品の販売が問題になっています。
この問題で冷凍した食品の保存期間が気になりました。
家庭用冷蔵庫の冷凍庫で保存出来る期間はいつまでなのか?
また賞味期限と消費期限の違いは?
調べてみました。
*冷凍したらずっと保存出来るのか?
家庭用冷蔵庫の冷凍庫で保存出来る期間は最長で約3か月間です。
(-18℃以下で保存時。未開封で再度温めていない時)
家庭用冷蔵庫の冷凍庫ですが、-18℃以下のものなら長期保存出来ます。
この温度、-18℃よりも-25℃や-30℃など温度が低いほど長期保存が利くそうです。
*冷凍庫の温度による保存期間の目安
-6℃以下:約1週間
-12℃以下:約1か月
-18℃以下:約3か月
温度が低いほど保存期間がのびていますね。
ところで家庭用の冷蔵庫ですが、いくらまで冷えるのか?
冷蔵庫の扉の裏のシールを観れば解ります。
これあまり気にしたことが無かったですが、我が家の冷蔵庫の扉にもシールが貼っていました。
このシールの右隅下に星マークがありますね?
この星マークの数で冷凍庫の最低温度が解ります。
・ワンスター(*):-6℃以下
・ツースター(**):-12℃以下
・スリースター(***):-18℃以下
・フォースター(****):-18℃以下
最新の3ドアや4ドアの冷蔵庫ならフォースター(****)だと思います。
私の家の2ドアの小さな冷蔵庫はフォースター(****)でした。
-18℃以下の冷凍保存が期待出来ますので保存能力は高く安心しました。
*長期冷凍保存による冷凍焼けと油焼け
冷凍保存ですが、長期保存していると食品の表面が乾燥してぱさついた状態になります。
これを「冷凍焼け」といっています。
冷凍焼けが起こっても食べることが出来ます。
ですが、風味と食感が悪くなります。
また、冷凍焼けが起こった次に食品中の脂質が酸化し始めます。
この酸化のことを「油焼け」とよんでいます。
油焼けが多く起こるのは、高度不飽和脂肪酸を多く含む青物の魚類です。さばやさんまなどがその代表ですね。
さばですが、-18℃以下でも脂質の酸化は進むそうなので要注意ですね。
青魚は家庭用冷蔵庫では長期保存が出来ない!ということです。
*賞味期限と消費期限
◇消費期限
・安全に食べられる期限
→期限を過ぎたら食べない方がいい
消費期限は保存が長く出来ない食品にもうけられています。
おもに、製造から5日以内が目安です。期限切れを食されるときは自己責任でお願いします。m(__)m
◇賞味期限
・美味しく食べられる期限
→期限を過ぎてもすぐに食べられない訳ではない。
常温または冷蔵庫で保存がきく食品にもうけられています。
*最後に
賞味期限切れしたカツの無断流用、再販売が問題になっていました。
-18℃以下で保存していたなら食べられないことは無いかな?と思いましたが、ニュースで報道していた産廃業者の倉庫をみると常温保存のようでした。
これを販売するのはやはり問題ですね。
今回の騒動で、我が家の冷凍庫の整理を思いつきました。
すると忘れるぐらい前の食品が出てきました。
結局処分することに。反省しました。m(__)m
追記:
我が家の古い2ドア冷蔵庫ですが、先日の大変寒い日、冷凍庫の冷却が止まりました。冷却が止まりましたので、冷蔵保存していた冷凍ネギとソーダ味のアイスが溶けていました。
冷却が止まった理由は、台所の室温が5℃を下回ったからでした。
冷凍室の冷却メモリを弱にしていた為、室温の低下に合わせて冷却が止まったと思われます。
これ、故障ではなく冷却メモリを強にしたら冷却が始りました。
このようなこともありますので、古い冷蔵庫をご利用の方ご注意ください。m(__)m